弊社謹製おみくじについて

文言が違う

 

心に届く文言

弊社のおみくじは、すべて現代語文で書かれています。

おみくじの中には古文調のものもあります。格式高くありがたい文言ではあるのですが、現代には現代にふさわしい文言のおみくじも必要であると弊社は考えます。

 

難しすぎて読む人の心に入らない文言は、たとえどんなにいい内容でも意味を成しません。ならば格式は伴わなくとも読む人の心にすっと入っていく文言、読む人の心にあかりを灯す文言の方がいいと思います。

  

弊社は既存の古式ゆかしいおみくじを否定する意図はありません。ただおみくじも格式あるものから現代語調のものまで広く多様性があればと考えています。

 

文を引き立たせる書体

日本各地のおみくじを収集し、読み込み、その良い面も改善が必要な面も知り尽くしたおみくじライターと弊社が世に送り出す「現代版おみくじ」。

 

その特徴は文章に合ったフォント(書体)を使用していることです。まだ多くのおみくじは明朝体が主体です。しかし明朝体だけでは表現に限界があります。デザイナー、作家、そして弊社で知恵を絞りおみくじにあったフォントで全体をしたためています。

 

凶のないおみくじ

弊社製の汎用版おみくじは凶や大凶は入っておりません。そのかわり小吉や末吉を中心に注意すべきことなどが書かれています。

 

こと外国語おみくじにあっては、わざわざお金を払って日本に来て頂いた方に「病い:長引く」「学問:次の試験は難しい」「失せ物:出ず」などの内容を書くのは心苦しく、ただ単に注意を促すだけではなく、悩んでいる方にはその気分を晴らし、迷いのある方には寄り添う、そんな文言でお迎えしたいと考え文をしたためてさせて頂きました。

 

※左は他社様奉製おみくじとなります。

 


色彩が違う

 

思わず持って帰りたくなるおみくじ

弊社のおみくじは彩色にも気を配りました。

 

恋みくじは淡い桜色を扉に、きつねみくじは全体を古式ゆかしい弁柄(べんがら)色に、そして外国語みくじは千代紙風デザインを織り込みました。

 

旧来黒一色・紅一色かまたは紅黒の2色刷りのものが多いのですが、豊かなデザインには豊かな色彩で望むのがふさわしい、そう考えます弊社は多色刷りを基本に据えています。

 

こと外国語おみくじの「和柄シリーズ」は、和風紙の上に艶やかなデザインを施し日本観光の記念品になるような作品に仕上げました。

 

流行を追わない古式ゆかしい伝統的デザインのおみくじももちろん素敵です。しかし、人々の好みが多様化した現在、おみくじの世界にも新しいデザインが生まれてもいいと思います。

 

東京オリンピックが目前に迫り、大阪万国博覧会開催が決定した今、世界から観光に訪れる皆さんにも楽しんでいただける日本の文化のひとつ「おみくじ」。そのおみくじのデザインに多様化をもたらすのもまた弊社の役割ではないかと考えます。

 

進化し続けるおみくじ

弊社にも金赤と黒の2色を基調とした伝統柄のおみくじもございます。ただそれだけではなく毎年多くのおみくじを引き、販売している方に直接お話しを伺い、商品開発を行いつづけております。また、既存のおみくじも版を重ねる毎に色彩の明度を変えたり文言の言い回しを変更したりと軽微な変更を加えています。

 

おみくじ制作にあたり、一度に大量枚数を印刷すればその分コストは下がりますが、それでは一定期間変化が生まれません。色彩にしろ文言にしろ、その時代にふさわしいものがございます。弊社は常に時代に合うおみくじを提供し続けていきたいと考えております。

 

※左は他社様奉製おみくじとなります。